今日もめくるめかない日

水曜日の夜に家出をしたことがある

中学生のころだった。今でも覚えている、水曜日の夜、わたしは家出をしたことがある。 あれは夏休みの夕餉、わたしは父母妹ひとりの四人家族で、揃って食卓を囲んでいた。食後に西瓜が出て、それをしゃくしゃく食べていたとき、直接のきっかけはさすがに忘れ…

「イ・オ・ン」と唱えれば本当に自分も飛べると思ってた

昔わたしは痛かった。相当痛かった。というのも自分の思考回路がすべて少女漫画や小説に乗っ取られていたからである。自分へ密かに想いを寄せている男の子がいると思っていたし(やばい)、自分の家がいつか下宿にならないか本気で望んだし(まだ許せる)、…

「本物」の友情を手にした瞬間(ナイルパーチの女子会/柚木麻子)

だいたいにおいて、この世の中は不確かなものが多すぎる。正しさと間違い。幸福と不幸。感情、愛情、友情。どれも明確なかたちはないけど、あるとされているもの。指標にされるもの。そして縋りたくなるもの。 かたちがないとはなんて厄介だろうとつねづね思…

幸せになって、当て馬男子

推しになるのはだいたい当て馬男子 赤星栄治 CRAZY FOR YOU/椎名軽穂 相馬蛍 ラストゲーム/天乃忍 花沢類 花より男子/神尾葉子 当て馬男子はなぜ報われないのか 当て馬男子には幸せになってほしいと思っている ちなみに最推し 推しになるのはだいたい当て…

小説とわたし(書く)

小説を書くのは苦しいことである。最近思う。わたしは公募に挑戦しているただの素人であるので、偉そうなことはなにも言えないけれど、(読む)のほうで「自分の発言に自信がない」と書き、それをすこしでも払拭したいと思っているので、書くことに対して自…

小説とわたし(読む)

小説を読むのがすきである。昔からそうだった。おもしろさを教えてくれた作品は数知れず、ただきっかけとなったのは、最年少W芥川賞受賞ということで盛り上がった金原ひとみさん「蛇にピアス」、綿矢りささん「蹴りたい背中」。わたしは当時中学生くらいだ…

しるし、暴力、美しさ、本当のこと(ヘヴン/川上未映子)

現代の作家で好きなひとを挙げろと言われたら、まず最初に川上未映子を挙げる。文体、選び取るテーマ、訴求力、ことばの美しさ、つむがれる物語、どれをとっても、たいへんうっとり、ぐさぐさ、とにかくもう大好きなのである。そんななかでも「ヘヴン」、こ…

めくるめかない

わたしは小説を読むのが好きなので、きっと読んだ本の感想を書いたりすると思うんですが、それにかぎらず文章を置いておける場所がほしかったので、ブログを開設してみました。 ブログははじめてなので、なにを書いたらいいのかよくわかっていないけど、めく…