今日もめくるめかない日

ラストゲームを読んだらやっぱりクソデカ感情を対処しきれなくてやばい

 フルバのアニメを観て襲われたクソデカ感情(フルバのアニメを観たらクソデカ感情を対処しきれなくてやばい )をどうにかしようと読み返したのが「ラストゲーム」である。そしたら結局こっちでもクソデカ感情に飲み込まれてしまって書くことで気持ちを放出しなければならなくなってしまった。
 ラストゲームは「LaLa」にて2011~2016年まで連載されていた。わたしはこちらの漫画もめちゃくちゃに好きである。あっどっちも白泉社じゃん…!

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 お金持ち・顔いい・頭いい・運動できるなどなどスーパーな要素を兼ね備えたしかし残念なイケメン柳が、人生初の挫折を経験させられた九条を10年かけて惚れさせる(自分がおもいっきり惚れてる)……というコメディ要素を多くしながらも、ときめかせるとこを外さない素晴らしい少女漫画のひとつ。ただこの漫画の魅力は柳じゃない、いや柳もいいけど、そうじゃなくて、いちばんの魅力は相馬蛍という最強の当て馬キャラである。あっまた「そうま」じゃん…!

 わたしは当て馬男子が好きなのである。当て馬男子についてはこの記事で思いの丈をつづったんだけれども、ここに書いたように報われなくても九条を好きでいる蛍くんがそりゃもうたまんないのである。なにかがひっくりかえって蛍くんルートがあったらよかったのに……と思うけど、たぶん蛍くんにとってそれは意味のないルートなのである……悲


 最初こそ柳への嫌がらせのためだけに九条にちょっかいを出していた蛍くんだけれども、次第に「気づいたらめちゃくちゃこいつのこと好きになってしまっている」という当て馬男子の宿命ルートにはまりこんでしまい、それまで逃げ癖をつけていたのにいきなり告白とかしちゃったり「おれのこと好きになってほしい」などと顔を赤らめて言っちゃうのである……。オイオイ、こっちの心臓突き破る気か?
 九条も九条で最強な鈍い子なので、そんな鈍感さに振り回される蛍くんが、そりゃあ、もうたまらん……。もはやここまでくるととんでもないモンスター、当て馬はモンスターなんである……。
 それにしても透くんのときも思ったけれど、わたしは本来九条のような鈍ちん女子に対してイライラする性格のはずなのに、九条はかわいい、ぜんぜんイライラしないの……自分の意思をはっきり持っている人間だからなのかもしれない。透くんも透くんで、鈍そうなのに自分の気持ちをしっかり自覚し、うじうじせずに伝えようと決め行動するところもよかった……。つまり私は自立している天然が好きというかあこがれているのか?

 

 ちなみにわたしがいちばん好きな蛍くんの場面は、告白後、九条と二人で夏祭りに行き、別れるところ……。ここは偶然二人を見かけた柳の視点で話が進むんだけど、反対の道に帰っていくとき、蛍くんだけが九条のほうを振り返って、、、え、え、え、笑顔が、やさしすぎ~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!! 本当になに考えてるんだ、どういうつもりなんだ、地球侵略しようとしてんのか? マジで侵略可能なレベルだよその笑顔は。
 ああああ~~マジで蛍くんしあわせになってくれ…でも桃ちゃんと結局おさまりましたなんて展開は許さない……(当て馬がヒロイン以外のだれかと付き合う展開を望まない少女漫画メンヘラ)。