今日もめくるめかない日

手紙

 7時10分起床。やっぱり5時台にアラームをかけるの作戦はだめですね、6時台にアラームをかけた日にくらべてぜんぜんスヌーズの音が聴こえてこない。……ポケモンスリープとかやってみるか。

 

 昨日はうれしいことというかおめでたいことがありまして、私自身の話ではないけれど、知り合いの方が野性時代文学賞の大賞を受賞されて、うわあなんかもう本当に嬉しくて、というのもその方とは昨年ある新人賞の最終候補に一緒に残ったり、DMのやりとりをしたり互いの作品の感想を伝えあったりと直接お会いしたことはないけれど、なんというか心のなかの友だちというか同志というか、勝手に心を寄せていた人だったので、お名前を見て本当に嬉しかったのです。

 野性時代新人賞は、実はその方は昨年奨励賞を受賞されていて、そのときも一緒に二次通過していて(私は二次まで)、名前が隣でしたね、なんて話をしたりもして、この一年多くは語らずとも彼女もがんばっているのだと勝手に励まされたり、ときたまSNSで見かけるとなんだか安心したり、とにかく素敵な出会いをありがとうございますという方なので、ああ本当におめでとうございます。

結果発表 | 小説 野性時代 新人賞 | KADOKAWA

 

 今年の野性時代新人賞の結果も追っていたので、通過者のなかに名前を見かけたときはやっぱり嬉しくて、今年こそ大賞とってほしいってこっそり応援していたのです。

 そして昨日結果を見て勢いあまってDMを送ってやりとりをした時間が、なんだかとても満たされていて、自分のことのように受賞が嬉しい嬉しいおめでとうと言葉にしていること、そして戦友のようだと思っていると言ってくれたこと、わたしの作品も楽しみにしているというそのひとことが、泣きたくなるほど嬉しくて、お祝いをしているはずなのにわたしの嬉しさのほうが上回ってしまったんじゃないかと恐縮な気持ちにもなった。

 

 最近ずっと自分には無理だなっていう気持ちが大きくて、書いていく自信がほとほとなくなっていて、だけど書くのをやめられなくてむりやり気分が乗らないまま書いている……という毎日が続いていたから、作品を読みたいって、わたしに向けられた言葉が本当に嬉しくて、さっきから嬉しいしか言ってないんですけど、それ以外に言葉がみつからない。それで、書こうってまた思えて、わたしたちはよく言葉に振り回されるけど、言葉にしなくても伝わるものもあるかもしれないけれど、言葉にする大切さというものを、あらためて感じたのだった。

 

 昨日わたしに「信じられないくらいつよい良いことが起きるように、つよく念を送る」と言ってくださった関さんへ、わたしも同じくらいつよい力でこれからの日々が良いものになりますよう念を送ります。刊行されたら本買いますね!

 今日こんな感情が昂り気持ち悪さもある記事を書くことを快く許可してくださってありがとう(許可もらう前に「快く許可してくださって」とか書いて送っていたことにいま気づく、図太…)、なんだか手紙を書いているようで全身が踊っています。これはとっても「信じられないくらいつよい良いこと」でした!