今日もめくるめかない日

20年前のポエム発見した(I'm dream junkie・・・)

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 9時起床。

 

 昨晩はなかなか寝付けず久しぶりに夜更かしをしてしまった。昔は深夜2時くらいまで起きていてもまったく平気だったのに、最近は0時近くになると眠くて眠くて……。しかし昨夜はっと「そういえば私、昔自作のポエム投稿してたな…!」と思い出し、検索したらふつうに出てきたので余計眠れなくなってしまったのだった。

 

 当時のハンドルネームはクラスの人気者だった女の子の名前にしたのをはっきりとおぼえていた。憧れていたんだよね、あの子はポエムなぞ投稿していなかったと思うけど……。この段階でもうすでに赤面を抑えきれない、それなのになぜ、黒歴史を掘り起こす恥辱と背徳感に人は抗えないのだろう。
 投稿日時は2004年~2005年、中学生の多感な時期…(ごくり)。い、一年も投稿してたんかい。古のネットサービスがどんどん閉鎖されていってしまうなか、いとも簡単にデータを検索できてしまったうた〇っぷ、ありがとう。検索結果、93件。そんなに投稿してたんかい。

 

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 検索すると、タイトルと作者のコメントが一緒に表示された。おお、おお……コメントって……コメントっておまえ……。「修正☆」じゃないんだよおまえ……二十年前のおまえ、元気でやってるか……?
 ではいくつか紹介していきましょう☆

 

タイトル「チョコレート」

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ポエム投稿したてのようです。コメントも初々しいですね(*´∀`*)

 

タイトル「口内炎

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何いってんだお前ェ! その意味のない改行も「舐める」というワードを使えば大人びていると思い込んでいるところも思い出せないのになにもかも見え透いてんだよ!

 

タイトル「君の自転車」

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どうですかみなさん。恋、したくなりますか?

それにしても私は高校生のころ、男の子と別れたときに教室から運動場に向かって友達宣言を声高らかに叫んだことがあるのですが、このころから窓突き破って声が腫れる位叫びたい欲求があったんですね。

 

タイトル「夢見る中毒者」

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ちょっとこれは〝強〟すぎる。

「He is dream junkie・・・
He is dream junkie・・・」

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しゃらくせぇ、しゃらくせぇよ……。コメントjunkieは今すぐ黙ってくれ。

 

タイトル「有罪者」

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これはもはやコメントが本編。マジで何言ってんだ?

 

タイトル「dye」

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 なにか伝わった人はぜひ教えてください。

 

これでまだ三分の一も紹介しきれていないところが恐ろしいです。私もまだすべて確認できていないですが(ものすごい覚悟が必要だ…)とりあえず現状でいちばん気に入ってるのはこれです。「He is dream junkie・・・」も捨てがたいですが。

 

タイトル「ロマンチックアリス」

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能¥天気な過去の自分へ、おいで早く あたしのもとへ・・・。地図はイラナイ・・・。おまえを思い切りぶん殴ってやりたいし強く抱きしめてもあげたいよ・・・。世界が魔法にかかるほど・・・。

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「ポップス」「片思い」やっぱりコメントは黙れ。

 

 

そもそもなぜ私が二十年前のポエムを唐突に思い出したかというと、

kakuyomu.jp

 こんな恐ろしく楽しそうな企画が開催されるのを知ったからなのでした。 あっもうこれで一本出せるじゃん…!(まだある)

本当のことを書くとは

 10時起床。……本当は9時って書いてちょっとだけ見栄を張ろうとしょうもないことも考えていたのですが(そもそも9時起床も遅いと思う)、以前エッセイについての文章のなかに「本当のことを書く」ということが書かれていて、それに感銘を受けた記憶があるので本当のことを書きました(「本当のこと」ってそういうことじゃないと思うけど)。

 

 20ページほどで読み終わりそうだった本を起き抜けで読んでから本を返却するため図書館へ。そういえば先日芥川賞の選評を読んだのですが、とりわけ川上弘美さんの評がよかった。

たいがいの作家たちには、「伝えたいこと」という結論めいたものは、ない、ような気もします。小説で何かを伝えるのではなく、小説を書いている間に何かを考え、その考えによって小説が進み、小説が進むとまた違うことを考え、いろいろ考えて何がなんだかわからなくなりながらも、わからなくなっている自分に対してわかったふりはせず、慎重に書いてゆく。というような、すっきりしない、ぐるぐるだらだらもにょもにょした時間に耐えて、みんな小説を書いている、のではないか。

 芥川賞を受賞した「東京都同情塔」もまさに思考をやめない小説だと思いました。
 それにしても川上弘美さんほどの人でも、「ような」とか「気がする」とかってやっぱり書かれるんだなって、ちょっと安心してしまいました。や、もちろん断言型の選評もそれはそれで力強くていいのですが。

 

 昼ごろから夫が家の掃除に精を出していた。私は家事のなかで掃除がいちばん嫌い、というかいちばんやる気が出ない。料理と洗濯はしないと生きていけないからするけれど、部屋が多少汚くても、ま、べつにいっか……というずぼらさで、ひとり暮らしをしていたころからよっぽどにならないとなかなか手をつけてこなかった。でもなんか、自分がしたくないことを人がやっているというのは罪悪感が生まれるもので、ああなんでそんなにしっかり生きてゆけるのだと勝手に心細くもなり、頼むから私と同じ駄目人間になってくれと、まったくしょうもない祈りを捧げてしまった。

 

 今日は「本屋さんのダイアナ」(柚木麻子)と「玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ」(木下龍也/岡野大嗣)を読みました。

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「大穴」と書いてダイアナと読むトンデモドキュンネームを名付けられ、小さいころから周りにからかわれてきたダイアナ。そんなダイアナの名を「赤毛のアンの友達の名前で素敵」と言ってくれた彩子。当たり前のように惹かれ合い親友になったふたりの友情と、人生を生きていく勇気の話。自分は特別じゃない、ドラマチックなことなんて起きないと気づいたときの心細さや寂しさに共感を覚えながら、それでも自分の人生を生きていこうとする姿に何度も目頭が熱くなりました。

 少女小説ほとんど通ってきてないんですが、「ひみつの花園」は大好きだった。鍵がかかっているひみつの場所を見つけたくて近所を探検した記憶があります。

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nanarokusha.shop

 歌集によるミステリー。木下龍也さん、岡野大嗣さんによる共著で、それぞれ男子高校生の目線で短歌を詠んでいます。小説とは違い詳らかな描写はなく、短歌のみで7/1~7/7の出来事が展開されているので、かなり想像力が働く。何度か読み返し、そのたびに「アッこの短歌はそういう意味か…!」と気づいたり謎が残ったり……。たくさんの楽しみ方ができると思います。
 舞城王太郎さんが寄せているふたつの掌編もよく、歌集の主人公である男子高校生のクラスメイトの目線で描かれた小説だと思うのですが、さりげなく痕跡を出されたふたりのちょっとした姿が、想像力を掻き立てるのに一役買っていました。でもできれば、このふたりをメインにした小説も、私読んでみたい……!!!!

 

 

 

 

 

春一番は昨日

 7時起床。朝から風が強くて春一番!?と騒いでいたら「春一番は昨日だよ…」と夫に呆れられる。ニュースの類、遅れて知りがち。さらに強い風は一晩中吹いていたみたいで、私はすっかり寝ていたのでそんな音に気づかなかったけれど、夫は風の音で何回も起きたという。眠りが浅いのかな、よく夜中何度も目が覚めるって言ってる。私のぐっすり具合をわけてあげたいくらいだ。

 

 最近転職のことをずっと考えている。給料もなかなか上がらないし、なのに業務は増え続けてゆくし……(多くの職場がこんな感じなのだろうけど)。転職にわくわくできる人もいると思うけど、でも転職ってなんかこう、ぶっちゃけると面倒くさい。履歴書と職務経歴書を書いて転職サイトに登録して面接して結果を待って内定をもらったとして新しい職場になじめるようにめちゃくちゃ頑張って……それなら多少しんどくてもだいぶ慣れてきた職場での現状維持のほうが楽だなあと思って結局まあ転職活動はまたいつか……と尻込みしてしまう。転職に必要なのは勇気とか経歴とか覚悟とかではなく、元気。転職活動するぞと思って行動できるほどの元気が必要なのだ。
 まあでもとりあえず転職サイトに登録するだけでもしておいたほうがいい気がする、ビズリーチのCMでは「今すぐ転職ってわけじゃないけど登録しとこ♪」みたいなことたくさん言ってるし。でもビズリーチって選ばれた者しか登録できないイメージがある、こんな私が登録していいんすか、ハヒィ……とたちまち自分を卑下してしまう。自分に自信がある人は、どんなふうに自信を持っているのですか、私も「私の市場価値高いんで(ドヤッ)」なスタイルで生きていきたいよ。

 仕事は相変わらずばたばた、いま帰っている途中。ああお腹すいた。今夜は夫が飲み会でいないので私も好きなものを食べる。ラーメン屋に行く。

 

 

正しい気持ち

 6時45分起床。昨晩は鍋をしたので朝うどんを入れて食べるつもりだった。なので早く起きれた。〆のうどんは簡単に幸福になれる。

 

 最近、鍋をすることが多い。高い頻度で白菜を買うタイミングが夫とかぶる。お互いに買い物したかどうか、なにを買ったのかまったく把握しようとしていない。

 

 仕事、ここ最近ずっとばたばたしている。新しいことが始まるのでそれの準備で慌ただしく、何がどういうふうに始まるのかも皆よくわかっていない、そこはかとなく不安に感じるこの気持ちが好きじゃない(好きな人いないと思うけど)。

 

 不安とか怒りとか悲しみとか、前向きではない気持ちをよく抱くけど、後ろ向きの感情のほうが正しく自分が抱いている気持ちの気がする。嬉しいとか楽しいって、なんというか、いくらでも自分のなかでごまかしてしまえる感じがある。その点、むかつくとか傷ついたとか、嘘では感じない。まあそんな感情ばかりだと疲れるだけなんですけど。

 

 退勤したあともつい会社で使っているチャットワークをこまめにひらいてしまう。仕事の夢もよく見るし、オフのときは完全オフって私は絶対完璧にできない。

冬の恋人

 7時10分起床。今日は一度5時半くらいに目が覚めて、そのときとても頭がすっきりしていたのに結局二度寝してしまったのだった。二度寝するってことはつまり、頭すっきりしてなくない? でも5時半の目覚めより二度寝後の目覚めのほうが頭が重くて置きたくない気持ちが強いのはなんなんだろう。適正な睡眠時間というのを、もうすこし意識したほうがいいのかもしれない。

 

 今日はバレンタインということで、会社では数人の女の子たちがチョコレートを配ったりなどしていた。ひとりは伊勢丹で一時間も並んだとのこと、そうまでしてチョコレートを贈るという文化が根付いていることに毎年驚く。たしかにデパ地下に並ぶバレンタインコーナーは歩いているだけでも楽しいと思う、ていうかもうそれなら贈るとか贈られるとかなしにただ自分で買ったらいい。なんか私はむかし恋愛脳だったくせにバレンタインにチョコレートを贈った記憶がない、それはなぜかというとたぶん、冬に恋人がいたことがないのだ。

 

 でも今年は夫にチョコレートを買ってみた。バレンタインもクリスマスも誕生日も結婚記念日も、イベントや記念日になにかをしようという気持ちがほとんどなくプレゼントも何年も贈っていなかったため、夫は「お、俺宛だったの!?」とめちゃくちゃびっくりしていた。思いがけずサプライズになった。

2/13 書けなくなること

 7時起床。

 

 有給をとってはいるけれど、だらだら過ごさないために9時に歯医者の予約を入れておいた。虫歯の治療。どうやらすべて削ったらしい。削りながら先生が「おっそのひと俺の同級生かも」と予約が入った報告を受けながら答えていたけれど、うおお先生、何度も(ネットで)言っているけれど、私だけをどうか見て、雑談しないで、よそ見しないで。
 そういえば、有給休暇って、有給と有休どちらで略せばいいのかよくわからない。べつにどちらだっていいと思うけど。有給、有休、どちらの漢字をつかうべきか迷っている小説を最近読んだ。たしか池谷和浩さん「フルトラッキング・プリンセサイザ」。

 

 午前中のうちにスーパーへの買い物も済ませて、図書館に予約していた本を取りに行く。借りていた本はすべて返したつもりになっていたけれど、一冊まだ読んでいない本を発見、今週の土曜日が返却期限だったので明日から読むことにする。

 

 だらだらしないと午前中から予定を入れていたのに、結局午後は家でのんびりと、なにをするわけでもなく過ごしていた。三月末になにか小説を応募したいなと思っていてなんとなく書きはじめてはいるけれど、あんまり形がはっきりしなくて進まない。
 私そのうち言葉なんてなにひとつも浮かばなくなるんじゃないかなって最近よく思う。努力をし続ける自信もない。自分がなにかを書ける想像がまったくできない。私が書く文章、ふつうにつまらないなって、自分のなかでなにかが冷めている。
 そういう期間なのかなと思うけれど、書き続けられなくなることはなんにも不思議じゃないんだよな。むしろ、書き続けられるほうが不思議なことで、だからもうやめるかって、そのまま本当にやめてしまうことだって、じゅうぶんありえるのだよな。
 でもなにか書いていないと、自分がなんにも考えない無感情の人間になりそうな恐怖がある。書くことで自分を見つけるのではなくて、自分がある先に書くという行為があってほしいとは思う。書けなくなったら、書かなくなったら、私はどういうふうに過ごしていくんだろう。
 たぶんネットから離れたほうがいいんだと思うんですけど、うーん、いまさらそれは、できないのだよなあ。いやそれとも案外、ふらっと断てたりするのかな。私の場合、またなんだかんだで戻ってきそう。
 今までも、連絡とっていたりした人が急に何も言わずアカウントを消したりとかあったけれど、元気だといいなってときどき思い出す。それでまた会えたときは、うれしい。

 

2/12 帰宅

 6時半起床。実家での目覚めのよさについて、旅行先など寝床が変わるとしゃっきり起きられることが多々あるけれど、それなのかもしれない。慣れきった自分の布団だとなかなか起き上がれないなら、布団になれないほうがいい(?)。緊張しながら眠るとか、でもぜんぜん疲れ取れなさそう。

 

 朝ごはんを食べて8時すぎに出発。途中、道の駅やサービスエリアに寄ったりしながらも、なんと渋滞がまったくなくて順調な帰路。高速道路の正しい姿を見た。夫はおみやげ大名で、どこへ行ってもほくほくしながらやたらとおみやげを買う、これはだれだれ、それはだれだれ、あれはだれだれ、むしろもうだれだれに送ると決めなくてもとりあえず買っている。そして家に帰ってだれに買ったんだっけこのおみやげはと首を傾げている。なぜそんなにおみやげを買うことが好きなのかはよくわからない。私ひとつもおみやげを買わなかった。夫といると自分が薄情者だと感じることがときどきある。

 

 そういえばラジオを聴いていたら「さもありなん」という言葉が出てきて、「さもありなん」ってなかなか日常会話でつかわないけど、ふいにつかってみたらなんというか、一目置かれそうな。「連休最終日、夕方くらいにのんびり出発したら渋滞に巻き込まれてしまったよ」「ふうむ、それは、さもありなん」的な。急にさもありなん、言われたらちょっと驚くな。

 

 家についてからは洗濯して、ぐだぐだ過ごして、ひるね。ひるねといっても、夕方から寝たので身体が少しだるい。お風呂わかして夜はゆっくり過ごしたい。私は明日有給なので気楽な夜。

 

 高速から富士山が大きく見えた。富士山というのはいつ見ても、何度見ても、「立派だなあ……」と感動する。とにかくでかい。そしてどうしてあんなに「山」のかたちなんだろう。山ってけっこう崖がむき出してたり無骨だけれど、富士山は絵に描いたような山、さすが日本一の山であり、見事なのはさもありなん。

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