今日もめくるめかない日

1/9 唐揚げ弁当がおいしそう

 七時起床。髪を切った翌日だから、いつもより早く起きられた。目がさめたとき、そういえば私髪を切ったんだった!とちょっと嬉しい気持ちになりますね。

 

 昨日で金閣寺を読み終えたので、今日からスピン6号を読みはじめた。金閣寺というのは、もういまさら私が言わんでもいいことなんですけど、あれですね、名作ですね……。昭和の文学って全体的に暗いというか退廃的なイメージがあるんですが、それでも最後の「やっぱちょっと生きてみるか」と、ふうやれやれと前を向く感じが好きです。太宰治の「葉」のなかの、夏用の着物とかもそう。

 

 そしてスピン6号は、巻頭の「けだるいわあ」が好きだった。連休明けに出社しながら読むのにぴったり、生活とは、いきてゆくことは、けだるいことがたくさんあり(だるい、ではなく、けだるい、なのがみそですね)、はあけだるい、ああんけだるい、なにかとつけてけだるい、でも唐揚げ弁当がおいしかったりする日があったりもするのだよね。作中、お弁当屋の唐揚げ弁当を食べる場面があって、私は最近揚げ物ほとんど食べられなくなって唐揚げにときめくこともないのだけれど、「けだるいわあ」の唐揚げ弁当がなんだかやけにおいしそうで、食べたいなあと思った。

 それにしてもけだるいは、口にしてもそんなに疲労感のない、ちょうどいい言葉。

f:id:mrsk_ntk:20240109211300j:image

 スピンは毎号300円で助かるけど本当にいいのかな?といつも思う。本当にいいんですか?

 

 休憩が終わったら仕事が一気に忙しくなって、けだるいとか言ってる場合じゃなかった。けだるいというこ、ふつうにつかれたわあ。気づいたら21時前。みなし残業という言葉と概念が嫌いです。

 

 貸していた「いい子のあくび」が返ってきた。貸した人は、私も歩きスマホを避けるのは癪だけどぶつかったら体格的に弾かれるから結局避けてる…と言っていた。割に合わないね。