10時ごろだらだら起床。あ、明日は早起きする……。
起きてから三時間くらいかけてNANAについて語る記事を書きました。
ひとつ下書きを消費できたのとたくさん書けてすっきり……！ そして書いているうちにやっぱり全巻読み直したくなってきた。単行本未収録の話はいま国会図書館に行くしかないんですよね……。絶版になっている読みたい本もあるし今年の目標のひとつにします、国会図書館へ行く…！（出不精なので目標にしないとなかなか腰が上がらなくて…）
午後は夫とスマホのプラン見直しに出かけた。夫はソフトバンクの意味もなく高いプランを使い続けているので、ず～～～っと安いプランにしろ格安SIMとかに乗り換えろと言い続けていたのですがそれこそなかなか腰を上げず、もう言っても無駄だとあきらめていた。しかし昨晩急に「プランを変える」と言い出してきた。飲み会に出かけていたのでたぶんだれかになにかを吹き込まれたのでしょうが、私が散々吹き込んだのに……とすこしもやつく。それでもプランが安くなるに越したことはない、だって毎月10GBくらいしかつかってないのに月々50GB使えるなんちゃらで1万円近く通信費がかかっているとのこと、い、いまどき通信費に1万円もかけるな～～～！！とりあえず楽天モバイルに行ってみたのですが案の定、「50GB……！う、ウルギガっすか……ふっ…」とちょっと馬鹿にされていた。結局即決はせず明日本当に決めるらしい。
今日は雨が降っていたのでバスを使ったのですが、バスから降りるときのタイミングって人それぞれ、停まったしゅんかん席を立って颯爽と降りる人もいれば、後ろの席の人が降りるまで待つか…となかなか席を立たない人もいる。私は圧倒的に後者であり、だいたいいつも最後に降りる。みなさんはどちらですか。
午後は読み途中だった「魔女」を読み進めた。
魔女狩りの歴史からはじまり、子どもを産まない選択、若さについて、これまでのフェミニストの発言や映画や小説からみる女性が虐げられてきた事実や過去などなどについてかなりあつくまとめられた一冊。印象に残った文章ををいくつか引用します。
知り合いの女児の埋葬に立ち会うカドゥラは、安堵の念を禁じえない。「葬儀のあとで催され、〈慰め〉と呼ばれる通夜に出席するために、喪に服した家に帰り着いた時、カドゥラには慰める言葉すらなかった。彼女は何も知らない赤ん坊とその両親の幸運にただ狂喜していた。そして、悲しみは喜びで、死は生だった。
「（前略）なのに、私はやっぱり母であることが嫌いです。母であることが嫌い。この役割が嫌です。境界線を引く立場になるのが嫌いだし、叱る役割を引き受けるのが嫌いなのです。自由がなく、自発的に行動できないのが嫌です。」（中略）
「子どもたちを目の前にして、後悔しているとはとても言えない。そんなことを言っても意味がない。でも、母親になったことは後悔している」
フランスでは、二〇〇六年まで、法律上、結婚可能な年齢は男性で十八歳、女性で十五歳だった。社会学者エリック・マセは、今日認められるカップル間の年齢の差は、「社会学的に生殖のための夫婦関係によって女性が定義されていた」時代の名残だという。
私は現在子なしで、わからないけど、今後子を持つことはないんじゃないかな…と思う。心から欲していないし、ちょっと生々しい話をして申し訳ないのですが性行為が好きではないので、しないですむならそれがいい。でも、子どもを持たないと大きく決断するには私の意思は弱くて、それはやっぱりいままで根づいてきた女性は出産をする生物、みたいな社会通念が私にもあるからだと思う。ここ数年で意識が変わりつつあるとはいえ、十代のころなんかは当たり前のように「自分は子どもを産むんだ」と思い込んでいたから、その意識がまったく消え去ることはない。途方もなく長い歴史のなかで、女性というのは意思より先に「役割」を与えられてきてしまったんだなということを思う。もちろんそれは女性だけではなく、男性も抑圧された「らしさ」を植えつけられてきたと思うのでどっちがどう、とかの論争はしたくないのですが。
結婚の年齢については、そういえば日本も女性のほうが男性より若かったよね…と調べたら、成人年齢の改定と一緒に、女性の年齢も十八歳に引き上げられていた。
意思と価値観って別物で、私は世間にころがる価値観をずっと信じて生きてきた気がする。自分の意思って、本当はどんなことを思ってるんだろう？ ただだれもだれかを虐げることは絶対にしてほしくないと思う。これは価値観ではなく私の意思だと思う。
