今日もめくるめかない日

神保町日和

 今年も行ってきました神保町ブックフェスティバル! やっぱり人が多く、東京創元社早川書房はまたもや行列ができあがっていた。わたし今まで30年以上生きてきてあんなに熱心に本を物色する人と知り合ったことがないのですが、普段みなさんどこにいるのん。

 買った本はこんなかんじ。行列こそできていなかったものの、やはり国書刊行会青土社の人だかりはなんか圧がある……!考える時間はほぼない、じっくり見たいのは皆同じだけれども同じだからこそスマートにいくぜ、というわけで、目が合った魔女の本買いました。魔女…!
 青土社では現代思想を2冊、そういえば今月のユリイカは「金原ひとみ」特集ですよみなさん…! 2年前は綿矢りさ特集で、私はこのお二方が芥川賞を受賞して大ニュースになったときに小説のおもしろさに目覚めたので、この二十年、好きな作家はたくさん、それはもうたくさん増えましたが、なんかやっぱりこのふたりの作家は特別なかんじがする。

 

 よはく舎のブースには鴻池留衣さんがいらっしゃっていて、サインしてもらえました!うれしい!「ナイス☆エイジ」装丁もめちゃかわいい! そして「わがままロマンサー」の単行本化をずっと待っています…。

 

 ナナロク社で歌集と副読本!短歌は自分なりに読むのももちろんいいと思うのですが、詩歌は解説とかあるとさらに私はうれしい(読解力ないから…)。岡本真帆さんサイン本で、直筆の短歌もありました。すごく大切に読みます。ああすてきすてきすてき。

 

 ほくほくしながら帰宅して、読み途中だった「タイタンの妖女」を読了。長い話だった。ところどころ「?」となる箇所もあったのですが、エピローグを読んだ瞬間、なぜかそれまでの物語がすべてつながったというか、あ、もう今までの話ぜんぶこのエピローグのための物語だったんだと綺麗に腑に落ちる感覚はとても不思議だった。
タイタンの妖女」はたしか昔、川上未映子さんと穂村弘さんがおすすめの本を紹介するみたいな記事があって、そこに挙げられていた一冊でした。もうその記事を読んだのは十年くらい前だと思うんですが、やっと読めてよかった。その記事をさがしてみたけど削除されていて、そうよね、ネットの記事も永久的にあるわけじゃないよね。

 

 古本まつりのほうもふらふら~っと歩いて散策しましたが、実は去年買ったものまだ一冊も読めていないので買うのは我慢しました。

よい神保町日和だったね

 

 去年神保町ブックフェスティバルに行ったときの記事

mrsk-ntk.hatenablog.com