今日もめくるめかない日

11/11文フリ(と歯医者)に行ってきた

 11/11(土)くもり、とても寒い、急に寒い、みなさま体調崩してないですか、わたしの周りではインフルエンザが流行っているみたい。
 
 今日は前から楽しみにしていた文フリに行ってきました! でも午後から歯医者の予約を入れていたので早めに行って前方に並び、一時間足らずでさっと帰ってくるというなかなかタイトな動き方、だって今日を逃したら次の予約は12月末までないとか言うんだもの、歯医者ってどうしてこんなに予約が取れないの。

 前回行ったときは11時40分くらいに現地に到着したのだけど、そのときすでに外に行列ができていたので今回はそれより30分近く到着、すんなり建物内に入れたけれど「受付の方はこちら」という案内に従って進むにつれ、「これ出店者の受付案内だったらどうしよう、一般はまだですよとか言われたら恥ずか死ぬ…」と不安になってゆく。しかし一般の列もちゃんとあって早々に並んでいる人がけっこういて一安心、みんなはやいね。

 

 時間が限られているので前もって買いたいものをリストアップしてました。じゃーん。

f:id:mrsk_ntk:20231111174430j:image

 リストアップしていたときは「控えめだな」と思っていたのですが、いやいや買ってみると多いね……帰り重かったもの。これでもリストにあげても買わなかったものがあるのだよ……(逆にリストにあげてなくても買ったものもあるけど……)

 いちばんに買ったのは「京都ジャンクション」、高瀬隼子さんの作品読みたくて……。今ぱらぱら読んだだけですけど「買ってよかった~~……」だよ、幸甚。

 

 ミモザブックスでは吉川トリコさんがいらっしゃってサインもしてもらえて感無量だった。この距離の近さがきっと文フリのいいところなんだと思うんですけど、調子乗ってキモイこと口走りそうになるので(実際口走ってしまったかもしれない)近すぎる距離もそれはそれで緊張する。そして私はまさに「キーボードなんて何でもいいと思って」る人間なので、この本を読んで自分の意識が変わるのか変わらないのか楽しみです。

 

 昨日近所の本屋に寄ったとき、ことばとが売ってなくてショックを受けてたけど「文フリで買えばいいんじゃん!!!」と気づけた自分に盛大な拍手。ていうか今号のことばとめちゃくちゃ厚くない? それとも最近のことばとはこれくらいの厚さがあるの……?

やっぱりあきらかに分厚い



 オトナアリスブックでは川野芽生さんの「火事のやうに」を購入、写真に直筆の短歌が添えられていて一枚いちまいが素敵、サインも素敵だった。
 そういえばサインをもらうとき、みんな名前をどうしているの、や、まあ本名の人がほとんどなのかもしれない、でもなんかネットで名乗っている名前を伝えるときもあるじゃないですか、私は本名も筆名も実は同じなので(漢字を変えてる)、サインをもらうときはだいたい下の名前をひらがなで書いてもらっています。

 

 あとははてなブログのブースにも行きました! 日記祭のときも思ったけどなんか、はてなブログの方ってめちゃくちゃ優しいくない……? はてなさんでブログ書いてると伝えるとすごく嬉しそうにしてくれる、いろいろ話しかけてくれるのに、私は人と目を合わすことすらままならない、そのくせ話しかけられたくてもぞもぞしてしまうコミュ障の権化みたいな人間なので、相変わらずキモイ受け答えしかできない、本当はこのブログの名前とか伝えてみたりすればよかったのに、知らないという反応されてしまったらとか考えてしまいモゾモゾ口を動かすだけに終わった。読んでるかもしれないと仰ってくれた編集部の方、もし読んでくれていたらいつもありがとうございます。はてなブログはでもたしかに、すごくいろいろな人のブログを読んでくれているなあという実感があります、みんなはてなブログでブログを書こう!(?)

 

 そして13時前には歯医者へ行くため離脱、歯磨きをするべく家路を急ぐ、もののお腹が空いてセブンイレブンで昼ご飯を買ってしまう。20分くらい食べる時間あるなと私が選んだのはよりによってキムチ鍋、なぜ歯医者へ行く直前にキムチ鍋を選ぶのか、それもそんなに時間がないというときに冷凍ご飯をあっためぶっこんでいるのか、ふつうに頭がおかしい。いやだって寒かったから、どうしても食べたかったから……。
 美容院とか脱毛とか行くときもそうなんですけど、どうせシャンプーしてもらえるし剃ってもらえるし、(歯医者に行けば)歯を綺麗にしてもらえるし、というふうに考えている節がある。すごく他人任せだ。

 

 虫歯の治療とお掃除だったんですけど、私はとにかく歯医者が苦手、大人になっても苦手、なんかこわい、なにされるのかよくわからないからこわい。とはいってもお掃除なら痛いこともないだろうと高を括っていたら、歯石取りが痛い……なんかすごく削られてる感、口のなかにいてはいけない生き物が入ったのかと思った、削っているときの音は滅びゆく生き物の断末魔。
 や、たしかにね、たしかに歯医者さんたちもプロだから、めちゃくちゃ痛いってことはないんですよ、なんだかんだ。でもいつ「痛い」がやってくるのかわからない、次の瞬間痛くなるかもしれない、削っている甲高い機械音が痛い、なんかもう音が痛い、なにあの脳に直接響いてくる音、黒板を爪でキィとやるときの音がそのまま痛みになった感じ、だから断末魔なんだって……。
 呪術廻戦で漏瑚が宿儺に対して「互いの一挙手一投足が全て死因に成りうる恐怖!!」と慄くシーンがありましたがまさにあれ、一挙手一投足、なにかすこしでも間違えたら焦点がずれて削ってはいけないところを削られてしまうかもしれない、こちらは緊張が走る、しかし歯医者の先生ってなんかたいてい軽率。ときどき「あ、やべっ」みたいなこと口走る人多くないですか、私の偏見ですか。

 

 あと私の歯を削っている最中に、別の部屋から「先生、オガワさんの歯がどうのこうの」と衛生士さんが相談にやってきて、先生が「ああ~そしたらあれをこうしてああしてよ」みたいな受け答えをするんですけど、すみません私の歯だけに集中してもらっていいですか、私以外の人のことを考えないでもらえますか、私だけを見てくれますか……と厄介な恋人思考にさせられたり、「じゃあ型取りますね!」と言ったあとなぜかまた削ってくるし(型取りじゃなかったの!!??)、「はいじゃあ麻酔しますね~」って「ね~」のタイミングで麻酔打ってくるし(麻酔も心の準備がいるんだよ…)、はあもうただの風のやつの安心感よ。

 

 次回の治療の予約は一カ月後に取れましたけど、お掃除のほうはなんと1月末。来年!!? 歯医者人気すぎ。まだまだ先のことですっかり忘れてしまうなあとのんびり構えていたけれど、思えば11月ももうなかば、もしかして今年もそろそろ終わりですか。麻酔がきいている頬みたいに、また一年、無感覚で通り過ぎていくようで。

 

積読増えすぎてもうしばらく買わない、買わない、買わない(かもしれない)



mrsk-ntk.hatenablog.com