7時半に起床して映画を観る。今年は週に一作映画を観る年にしたい。
「死刑執行人もまた死す」、第二次世界大戦中、ナチス・ドイツの占領下にあったチェコのプラハが舞台。ドイツの高官の暗殺事件が起こり、犯人が自首するまでプラハ市民が人質になり、そして処刑されていく。自分たちの正義というのが当時の人びとにはあったのだろうけど、戦争に正義なんてない、あってほしくない。単純な悪者を懲らしめてはい終わり、なんて話には当然ならないよね。
お昼からは夫の実家へあいさつ。おせちやすき焼きなどを食べる。夫家族が昔からなかよくしているというご夫婦もいてまあまあ話が盛り上がる。いろいろと話をふってくれて助かった。いい人たちだった。
大晦日、元日とあたたかい日が続いていたけれど今日は雨もさらさら降って気温が一気に低くなった。寒かった。被害にあわれた北陸の方たちが、できるだけ暖をとれていますように。Yahoo!から募金ができるようになっていたので微力ながら寄付を。寄付しかできないという無力感もあるけれど、そうではなくて私は寄付ができる、と考えてできることを少しでも行っていきたい。
羽田空港で飛行機が炎上というニュースが入ってくる。乗客は全員無事脱出と聞いて、心から安心する。だけど海保機に乗っていた方は無事でなかったと続いて報道があり、本当にとても悲しい。
自分が安全な場所にいることが罪悪感になるのはこれが初めてではなくて、悲しいニュースを聞くたびに落ち込んで、いつもどおり過ごしていいという言葉を聞いてもそれはやっぱりむずかしくて、だけど時間が経ったとき、私はきっといつもどおり過ごしていて、いまこのときだけ寄り添っているだけの人間のような気がしてしまう。どんなふうに事件と向き合うのか、自分の生活をどうやって守るか、どうすれば力になれるのか、を考えていきたいと思う。だれかを励ましたいし元気にしたい。支え合いたい。だれかが発言するのを待つだけではなく、だれかの言葉に安心するだけでもなく、自分がどう思うのかを自分の言葉で残しておきたい。ただ落ち込むだけではなくて、強く生きていきたいと思う。
