今日もめくるめかない日

何もしない日

 9時起床。昨日わりと遅くまで飲んでいたからか朝からだるい、お腹の調子もよくなくなんのやる気も出なかったため、本当になにもしていない。連休が終わったもよう。

 

 図書館には行った。少し本を読んだ。週に一回映画をみるという目標を掲げていますが今週は未達成。映画は観てしまえば最後まで観れるのに、観るまでの決心がいつもつかない。

 

 なんだか本当に何もする気にならない一日だった。こんな日があってもいいさと思いながらも何もしない休日というのはどうしてこんなに罪悪感に襲われるものなのか、そういう意味では気持ちが楽になるのは実は仕事がある日なのではないかと思う。私は自分が働いていると無性に安心する。無価値ではないと思える。それは言い換えれば仕事をしていない自分には価値がないと思ってしまう罠でもあるのに、というか価値があるとか価値がないとか、生きていくうえでそんなことを考える必要はないのどけれど、いつだって私は他人から価値があるって思われてないと不安で仕方がない。

 

 休日が終わるのは嫌だけど、仕事が始まることにほんの少しだけ安心もする。

 

 

すこん

 9時起床。健康診断に行くも資料とか尿とかまるっと忘れて会社に戻って慌てる夢を見た。この前も健康診断の日程を間違える夢を見たけれど、私はなんか健康診断に恐怖心でも抱いているのか。

 

 なんだか久しぶりと思える晴れ間。すこんと突然晴れたなあと思ったとき、「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」を読もうと思い立った。

 川上未映子さんの作品が大好きで、小説ももちろん好きなのだけど、私はエッセイのほうが好きかもしれない。そら頭は〜は随筆集とあるけれど、随筆とエッセイの違いってなんだろう?

「そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります」のなかの、「キャロルとナンシー」の話が昔から好きで、これは著者である川上未映子さんと姉が幼少のころお小遣いをためてためて意を決してシルバニアファミリーの暖炉、1000円もする暖炉を買いに行ったとき、妹である未映子氏がいざデパートにたどり着いたら尿意に襲われトイレに駆け込むも間に合わず、姉がせっかく貯めた1000円を颯爽と着替えを買うお金にあててくれたという、なんだかほっとするエピソードなんですが、なんか昔からこの話が好きで、それは私にも妹がいるからなのもしれない、シルバニアファミリーに夢中になっていた時期があるからなのかもしれない、ただとにかくこのエピソードが好きなので、皆さんにもぜひ読んでほしいと思うのであります。

 

 14時に友人らと待ち合わせ。家具屋やおしゃんな感じのカフェでお茶して夜は飲みに行ったりして、なんだかザ・休日という感じで楽しかった。同じ職場で働く子たちなのだけど、傍から見ても私はたくさん働いているとのこと、転職したいと思うのは自然の摂理くらいのことを言われて、ああ私やっぱり転職したいよ。

 

引き続き雨

 9時起床。

 三連休!今日は友人に会う予定があるので朝から少しわくわくしていたけれど、待ち合わせ時間を確認するためにLINEを遡ったら、なんと約束していたのは明日だった。仕事は出張とか外に出る用事もない完全内勤だし、人と会う予定もめったに入らないので手帳を持たなくなったのですが、たまの用事すら把握していない自分がときどき心配になるよ。

 

 出かける用事もなくなり朝からずっと雨だし、家に引きこもっていた。転職サイトに登録するだけしたので求人情報を片っ端から読んでいく。お気に入りにいくつか入れたりしたけれど、応募フォームにはまだ進めない。

 

 今週から読んでいた群像を読み終わる。感想をいくつか。2月号はよい感じのピンクで目を引くね。

新しい恋愛/高瀬隼子

 もうすぐプロポーズされそうだけどロマンチックを避けたい女性の話。昔はストーカーするくらいの執着心があったのに、なぜ恋愛感情って薄れてゆくんだろうね。もちろん一生ロマンチックを夢見る人もいると思うけれど。私もロマンチックされたらもう白けてしまうので、全力で恋愛できなくなった気持ちわかる。

 

今日は小鳥の日/小川洋子

 「小鳥ブローチの会」二代目会長の口語体語り。いろいろな理由、いろいろな材料で小鳥ブローチをつくる人たちが集った食事会の話。小鳥の死骸を探しブローチ制作にいそしむ二代目会長の恐怖をおぼえるほどのひたむきさ、初代会長の衝撃的な死に方など、目を背けたくなる生々しい描写が多い。けれどなんだか吸い込まれるように読んでしまった。

 

兄の帰還/川野芽生

 いくさで亡くなった兄が幽霊となって家に帰ってくる話。帰ってくるには条件があるみたいで敵前逃亡とかスパイとか「悪い」ことをしたら帰ってこれない。帰ってくるのは「お国のため」に戦った人だけで、いくさをしていない女性も死ぬだけ。人が死ぬと美化されるというか、美しく語られるというか、嫌なことも全部いいことに変換されていくのが昔からなんだか違和感があって、その違和感をざらりとした手触りで書いているような短編だった。三島由紀夫の「死後に悪口を言うべし」というエッセイを思い出した。

 

X/Y-Z(エックスワイジー)/岡本学

 おもしろかった!牧歌的箱庭ゲームをするX氏、戦闘シミュレーションゲームをするY氏、箱庭ゲームを土台に戦闘ゲームを作ったZ氏の三視点の話。土地を耕して収穫をするだけの平和な箱庭ゲームを楽しんでいたはずが突然土地を奪われ戦闘態勢に。それまで戦争のせの字もないゲームプレイヤーだったXが、土地を奪い返そうと兵力を増やしていく思考が怖いくらい自然で、ゲームの話ではあるけれど、どうしてもいま世界で起こっていることと重ねざるを得なかった。

 

 夕方、雨のなか西友に買い物。冷え冷えとするので鍋の材料を買った。温まった。明日こそ友人と遊びに行く。

 

 

 7時起床。

 

 モバイルSuicaを使っているので定期券の購入はすごく楽なんだけれど、ほぼ毎月更新を忘れるので、改札を通る直前であっと思い出し慌ててその場で定期更新……とスマートに生活するためのものなのに全然スマートになっていない。けれど今月は家を出る前に更新日を思い出せて、本来の楽さを享受できてよかった。

 

 連日雨で外が冷たい。私はここ数年、晴雨兼用の折りたたみ傘を使っているけど、折りたたみ傘って全然うまくたためない。本来おりたためるサイズより二回りくらい太くなって袋に入れるのに苦労する。しかも濡れてるから手もすごく冷えるし。

 

 明日から三連休! 嬉しいのにやらなくちゃいけなかった仕事を忘れている気がしていま気が気じゃない。

 

 そういえばニュースで年金をもらっている人の生活を放送していたけど、もらっている額は月に10万、なかには月に25,000円という人もいて、に、にまんごせん!?もちろんここの納税額によるところもあると思いますが、25,000円……。なんかすごく税金払っている気がするのに、そしてさらにここから年金は減ると言われていて、ああなんかすごく、すごくね、死にたいとかそういう直接的なことを思わなくとも、生きていくのいやだなあという、うっすらとして希死念慮を抱いたのだった。

 

 

後戻りはできない

 7時起床。日付や曜日をよく間違える弊害か、健康診断の日にちを間違えて慌てる夢をみてしまった。会場へ向かったら予約入ってませんねと言われ、仕事を中抜けして来ているわけなので謝罪の言葉とか一生懸命考えていて、うわー私ふつうにやりそう、とちょっと落ち着かない夢。慌てようがリアルで寝ながら実在している体も焦っているような感覚だった。でもなぜかそこから会社に戻らず京都のお茶屋さんに入っていた。そういうところは夢っぽい。お茶屋さん満席で入れなかったけど。日にちを間違える、というか会場やお店に入れない、という夢だったのかな。

 

 会社のおじさんの営業の依頼の仕方が攻撃的で嫌だ。どうして円滑なコミュニケーションをとろうと心がけないのか本当に不思議だ。いろんな内勤から連絡くるとわけわかんなくなるんだよ~!と大声で叫びながら一人(自分の気に入っている子)に連絡係まとめてくれない?と言ってきたりするけれど、なぜ自分の無能をあそこまで曝け出せるのかがわからない。やつはエラゾウ。偉そうなサンゾウ。

 

mrsk-ntk.hatenablog.com

 

  業務量と給料ぜったいに見合っていないなと最近強く思っていたので上司に言った。給料上がらないなら転職するとも伝えた。私は意外と思い立ったらすぐ行動に移せるタイプ。とりあえず社長に打診すると言ってくれたけど、てきとうな会社なのでいついつまでにこういう報告をする、という明確な答えがなく、3月末までなんのアクションもなければ退職すると言ってきた。ああ言ってしまった。後戻りはできない。ああ、登録するか、転職サイト…!

 

 

私のお金はどこへゆくの

 7時起床。朝、暖房つけっぱなしにしてしまったのかと思うくらいの暖かさ。本日東京は最高気温22℃予想、GW並みとのこと。暖かいのはいいけれど、ちょうどいいコートを持っていない。毎年春に羽織れるコートを買おうか迷うのだけれど、春は短しほんとに必要?と自問自答し結局買わないというのが通例。や、毎年着られるちょっといいものを買えばいいのかわからんけれど。

 

 最近、節約しようと思って買い物を控えている。とはいってももともと物欲もなし高価な買い物をすることも滅多になし、生活費以外にかけるものといえば本くらいだったんだけれど、本も厳選するようになってきた。前までは頭からにして気になったタイトルぽんぽん買ってたけど、文庫ならまだしも単行本はやっぱり高いし本棚もいっぱいになってきているし、もう少し自分の給料が高ければいろいろやりようはあるんだけれど、と思うとやっぱり転職するかという気にもなってくる。
 節約するのはおもに貯金のためだけど、一生懸命貯めているお金は、結局のところどこへ行くのだろうと思う。夫婦ふたりぐらし、子どもができる見込みも今のところなし、渇望しているわけでもなし、家を買う予定もなし(一生賃貸なのか、ゆくゆくは夫の実家をもらうのかはまだわからないが)。ふたりだけならじゅうぶんと言ってもいい蓄えがあるけれど、私たちはなんのためにお金をためているんだろう?  老後のため? それも大切だと思うけど、何が起こっても不思議ではない人生、明日ぱたっと命が終わるかもしれない日々のなかで、貯められているだけのお金ってなんだかもったいない気もしてくる。かといって大きな買い物をどかーんとする勇気はないけれど。
 もし大きな買い物するんだったらやっぱり私は書斎つきの家がほしい、それを買うくらいの蓄えはさすがにないが。

 

 NANAを全巻読み返した。何度言っても足りないけれど、NANAってなんて名作漫画なんだ……。百年以上先まで読み継がれてくれ……。
 先日NANAの記事を書いたときは7~9巻あたりを読み返しただけだったけど、あらためて読んで、なんかタクミが好きになった。笑
 そういえばレンがナナにおくった誕生日プレゼントの中身ってまだわからないままなのだよね……(木下だけが知っている…)。レンがナナのためにつくった曲のテープなのでは、という解釈を読んで、なるほどすぎると思った。みんな考察上手だね。そういえばナナ、「私以外の女に曲書かないで」って言ってたもんね…。ウッくるしくなってきた。

 

mrsk-ntk.hatenablog.com

 

 仕事中デスクが小さく震えていたので、地震か?と少しひとりで騒いでいたら自分の手がふるえているだけだった。すると周りがやたら心配してくれて、自律神経の乱れかも、血糖値かも、といろいろ教えてくれる。私基本的に健康体なので不調のあれこれ知らなくて、みんな体のことちゃんとわかってるのね…と感心。チョコレートをもらったり優しさを受け取ったりしながら、自分自身への頓着のなさを少しだけ省みたのだった。

赤い髪

 7時起床。

 

 そういえば昨日はポエムのことで頭がいっぱいだったのですが、夕方映画も見ていました。

 

真夜中の虹 (字幕版)

真夜中の虹 (字幕版)

  • トゥロ・パヤラ
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 先日観たアキ・カウリスマキ監督の「枯れ葉」がよかったので、ほかの作品も気になり。アマプラけっこう配信してくれてますね。「真夜中の虹」は一時間少しの短め映画で、職を失い北から南に向かう男の話。とはいってもいきなり強盗に襲われたり仕事見つからなかったり、まったくうまいかなくてさびしげ。いきなり出会った女性と結婚まで考えるし、枯れ葉もそうでしたが出会ってベッドイン→結婚するか!という決意をするまでの流れが早すぎる。海外映画ってそういうもの? 日本は逆に時間をかけすぎ…?というか、そこ(出会って惹かれ合っていく過程)をメインに描きすぎなのかな?

 

 朝から雨。風も強め。駅までの道で、幼稚園くらいの女の子が傘を武士のように持っていた。いまにも抜刀しそうな感じでそう思うと顔つきもなんだか凛々しく見えて、傘をさしてないのは己の魂にでも従っているのかといった風貌だった。

 

 会社では髪に赤いメッシュを入れてきている人がいて、その赤がとても綺麗に色が出ていたので羨ましかった。私も昔、赤髪に憧れて染めたことがあったのですが、赤ってぜんぜんうまく発色しないしそのくせ落ちやすくて無念な気持ちだけが残っている。