今日もめくるめかない日

「段入れますか?」の段って結局なに

美容院で髪型の注文をするのが苦手すぎる。モデルなどの写真を見せてこんな感じで……と注文するのも恥ずかしすぎてむり、かといって見本がないとなにひとつ自分がどうなりたいのか伝えられない、なんか結局いつも「えーと、さっぱりしたかんじで…」などと曖昧…

ラストゲームを読んだらやっぱりクソデカ感情を対処しきれなくてやばい

フルバのアニメを観て襲われたクソデカ感情(フルバのアニメを観たらクソデカ感情を対処しきれなくてやばい )をどうにかしようと読み返したのが「ラストゲーム」である。そしたら結局こっちでもクソデカ感情に飲み込まれてしまって書くことで気持ちを放出し…

フルバのアニメを観たらクソデカ感情を対処しきれなくてやばい

観た。ついにぜんぶ観た。なにを観たって、アニメ「フルーツバスケット」1st season~The finalしかない。わたしとなんやかんやで長く付き合っていただいている方は(ありがとう)「こ、こいつまたフルバの話してやがる」と思うかもしれない。でもなんと思わ…

まるっと32年生きてきた、今日から人生33年目に突入する件について

この件についてはわたし以外そんなに興味ないだろうと思うけれども本日誕生日である! とくに書くことは浮かんでいないのに、誕生日であると思うとなにやら浮かれてきて、誕生日なのだしなにかを書いておこうという気分。とはいえただの誕生日、いつもどおり…

地図が読めることはもはや思いやり、話しかけられ率が高いなら本当はスマートに道案内をしたい

平均的な「話しかけられ度」がどんなものかよくわからないからこれは私感でしかないけれど、わたしは見知らぬ人に話しかけられ率が高いと思う。とはいっても「ヘイ! よかったらお茶しない? イエーイ!!!!」みたいな声のかけられ方をされたことはない。たい…

光る小説(ムーンライト・シャドウ/吉本ばなな)

小説は、ときどき光る。まばゆく光るのではなくて、ぼんやり暗がりのなかできれいに光る。もちろんこれは比喩だけれど、でもそういう一冊が、本棚のなかにいくつかある。何度も読み返したくて、きっと簡単には手放せないものなのだろうなと思う。 そんな本の…

ペリカンに出会った日/記憶に残っている、あの日(kaze no tanbun 夕暮れの草の冠)

ペリカンが、いきなり目の前に降りてきたことがある。動物園内などではなく、そのへんの道端である。小学二年か三年くらいのことだったか、なにか小学校のイベントのために妹と二人で歩いていた。そのイベントがなんだったのか思い出せないが(どんど焼き? …

いつまでも、ずっと美しい子供(クララとお日さま/カズオ・イシグロ)

実はカズオ・イシグロの作品を読むのははじめてで、もちろん名前を知ってはいたけれど、なかなかタイミングが合わずのままできて、今回「クララとお日さま」を手に取った(すごくネタバレ含みますので未読の方はご注意ください)。 www.hayakawa-online.co.jp…

「折」について

好きな日本語はたくさんある。ことばの意味を含んで好きなものも、意味はさておき単純に響き(漢字)が好きなものも。たとえば、ひぐらし/雨模様/うたかた/紙魚/百日紅/すこやか/夏至/山吹色/てろてろ……ヒィーたまらん。字だけをずっと見ていられる…

海とやどかり(わたしとインターネット)

インターネットは虚構の世界だと、昔言われたことがある。 小学生のときだっただろうか(当時高学年になると、視聴覚室にあったパソコンを使えた。ザ・コンピューター!って感じの)。だれの言葉だったか、前後の文脈はなんだったのかは覚えていないけれど、…

文學界2021年5月号(悪い音楽・Phantom など)

先日8月号が発売されたけれど、やっと文學界5月号を読めた……。まあ1月号とかまだ読めてないんだけど。文學界にかぎらず、さすがに毎月は買えないけれど気になる特集や好きな作家が出ていれば文芸誌を買っている(なによりコスパがよい)。 いつもたのしみな…

夫に呪術廻戦のネタバレをされてもしもバンドを組んでたらマジ即解散案件レベルな話

表題のとおりである。夫に呪術廻戦のネタバレをされて怒っているという話である。「なんだか最近流行っているらしい」という情報と、「五条悟はすごい人」という知識くらいしかないわたしが、アマプラでなにげなくアニメを観はじめたときの話である。ちなみ…

読書遍歴(2021年上半期)

なんと今日は6/30、つまり一年の半分が過ぎたということになるわけだけれども、多くの大人たちが説いている「歳を重ねるたび時間が経つのが早くなる」論、まっさか〜それ言えば大人になると思ってるんでしょあたいは信じないと決めていたのに、つい「去年よ…

隠したいこと、隠さないこと(ブラザーズ・ブラジャー/佐原ひかり)

ここ一カ月ほどたのしみに、とってもたのしみにしていた本がやっと手元にやってきて、夢中で読んだ。 ブラザーズ・ブラジャー/佐原ひかりすごくとりとめのなさそうな感想になりそうですが、とにかく愛を、愛をこめて感想を書く……!!!(すごくネタバレしま…

見ること(ミズナラの森の学校/藤代泉)

文藝2021夏号(河出書房新社)を読んで。 いちばんよかったのは「ミズナラの森の学校」(藤代泉)。 www.kawade.co.jp この夏は蚊帳をつらなかった。天から吹き流れるようなあの大きい蚊帳を。つらないまんまに、夏がすぎてしまった。 (中略)ここは東北で…

桜桃忌/太宰治

桜桃忌が近いので太宰治のことを書こうと思う。 www.city.mitaka.lg.jp 実はわたしは昔から太宰治が好きなのである。太宰治といえば「何回も自殺する暗いひと」というイメージがあるかもしれない。たしかにそういう一面もある(というかこういう一面の印象が…

名刺、あるいはとなりに座るひとと「同じもの」を頂戴

先日、保険の加入を検討し、前々から夫が契約していた保険会社のひとと話す機会があった。わたしはもともと保険には未加入であり、ものぐさな性格ゆえそういうの面倒、という思いもあったのだけれど、両親に「結婚したのだから保険を考えなさい」と言われ、…

悪と正義(勇者たち/浅野いにお)

浅野いにおといえばもはや説明不要の人気漫画家、うみだされる数々の作品に多かれ少なかれ影響を受けたひとは多いだろう。もちろんわたしもそのうちのひとりであり、出会ったのはもう十年以上前。上京後、自分という存在をサブカル方面にさがしにいってヴィ…

女による女のためのR-18文学賞/小説新潮5月号

文学賞は数あれど、それぞれの賞には毛色があって、その毛色がばちこん自分に合う賞は限られる。なかでもわたしが信頼している(受賞作ならびに最終候補作はきっとおもしろいはずと信じてやまない)賞が「女による女のためのR-18文学賞(新潮社)」である(…

生活と不思議(レースの村/片島麦子)

一行目を読んだとき、「あっすきだ」となる小説にときどき出会う。わたしはこれをひと読み惚れとよんでいて、昨年この出会い方をしたのが「レースの村」(片島麦子/書肆侃侃房)、初出は同出版社から出ている文学ムック「ことばとvol.1」。文芸誌の良さに気…

透くんのようになりたい人生だった

わたしは生粋のりぼんっ子であるので、少女漫画=集英社という意識が根底にあった。集英社こそ絶対神くらい思っていたが、それでも集英社以外にも夢中になった少女漫画ももちろんたくさんある。 先日、掃除でもしようと重い腰を上げたときに視界に入った漫画…

さよならが苦手なひとと電話した

SNSに向いていないわたしにも、空気感が合うというか、距離がちょうどいいあんばいというか、そういったTwitterのフォロワーさんたちが何人かいて(勝手にこっちが思っているだけだったらごめん……)、先日そのなかのおひとりと、熱い語りみたいなのをDMでし…

祖母

祖母からたまに電話がかかってくる。誕生日であったり、なんとなくであったり、決まりはない。ただ、だいたいわたしが仕事をしているときなので、一回で出られない。かけ直すと、たいがい出ない。携帯電話を、いつもバッグに入れっぱなしにしているから気づ…

水曜日の夜に家出をしたことがある

中学生のころだった。今でも覚えている、水曜日の夜、わたしは家出をしたことがある。 あれは夏休みの夕餉、わたしは父母妹ひとりの四人家族で、揃って食卓を囲んでいた。食後に西瓜が出て、それをしゃくしゃく食べていたとき、直接のきっかけはさすがに忘れ…

「イ・オ・ン」と唱えれば本当に自分も飛べると思ってた

昔わたしは痛かった。相当痛かった。というのも自分の思考回路がすべて少女漫画や小説に乗っ取られていたからである。自分へ密かに想いを寄せている男の子がいると思っていたし(やばい)、自分の家がいつか下宿にならないか本気で望んだし(まだ許せる)、…

「本物」の友情を手にした瞬間(ナイルパーチの女子会/柚木麻子)

だいたいにおいて、この世の中は不確かなものが多すぎる。正しさと間違い。幸福と不幸。感情、愛情、友情。どれも明確なかたちはないけど、あるとされているもの。指標にされるもの。そして縋りたくなるもの。 かたちがないとはなんて厄介だろうとつねづね思…

幸せになって、当て馬男子

推しになるのはだいたい当て馬男子 赤星栄治 CRAZY FOR YOU/椎名軽穂 相馬蛍 ラストゲーム/天乃忍 花沢類 花より男子/神尾葉子 当て馬男子はなぜ報われないのか 当て馬男子には幸せになってほしいと思っている ちなみに最推し 推しになるのはだいたい当て…

小説とわたし(書く)

小説を書くのは苦しいことである。最近思う。わたしは公募に挑戦しているただの素人であるので、偉そうなことはなにも言えないけれど、(読む)のほうで「自分の発言に自信がない」と書き、それをすこしでも払拭したいと思っているので、書くことに対して自…

小説とわたし(読む)

小説を読むのがすきである。昔からそうだった。おもしろさを教えてくれた作品は数知れず、ただきっかけとなったのは、最年少W芥川賞受賞ということで盛り上がった金原ひとみさん「蛇にピアス」、綿矢りささん「蹴りたい背中」。わたしは当時中学生くらいだ…

しるし、暴力、美しさ、本当のこと(ヘヴン/川上未映子)

現代の作家で好きなひとを挙げろと言われたら、まず最初に川上未映子を挙げる。文体、選び取るテーマ、訴求力、ことばの美しさ、つむがれる物語、どれをとっても、たいへんうっとり、ぐさぐさ、とにかくもう大好きなのである。そんななかでも「ヘヴン」、こ…